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風力発電の火災対策

「環境に優しい」再生エネルギーとして注目の風力発電ですが、火災発生時、はしご車や放水が届かなくて、消火活動が行えず、自然鎮火を待つしかありません。以前から火災対策の必要性が指摘されています。ニチボウは風力発電の火災対策として、受電停止中にも確実に作動する自動消火システム、「ファイアイレイス」をご提案いたします。

風力発電火災の問題点

風力発電火災の問題点
  • 消防自動車の放水が届かない

    ナセルの位置が地上40~90mと高所にあるため、現在国内に配備されている消防自動車では対応できない場合が多くあります。

  • タワー侵入での消火活動は危険

    火元であるナセルの真下となるタワーから侵入しての消火活動は非常に危険です。

  • 燃えるに任せるしかない

    火を噴きながら回転する風車には、近づくことすら困難な状況となり、燃え落ちるのを待つしかありません。

風力発電自動消火装置の必要機能

  • 消火剤は優れた環境特性でなければならない。
  • 消火剤は人に無害でなければならない。
  • 停電時でも正常に動作しなければならない。
  • 高所での消火剤の再充填や設置が簡単でなければならない。
  • 消火剤放出後の機器に対する二次災害は低くなければならない。
  • 大きな振動や厳しい温度変化にも十分耐え得るものでなければならない。

ファイアイレイスによる火災対策

万が一、風力発電内部に火災が発生した場合、ファイアイレイスは風車の運転状況に関係なく火災を自動消火できるために、風車本体は風車事業停止による経済的損失を最小限に食い止めることができ、火災による環境汚染も小さくおさえることができます。また、メンテナンスも最小限で済み、電気配線や外部電源も不要です。消火剤は環境と人に最も優しく、電気絶縁性に大変優れているNovec1230を使用しています。風力発電への納入実績も国内外で240基(平成25年6月末現在)と最も多く採用されています。

消火剤の特性と設置対象物
消火剤 Novec1230 ABC粉末消火剤
防護対象物 トランス・電力盤・制御盤 GOユニット・増速機
化学式または組成 CF3CF2C(O)CF(CF3)2 (NH4)H2PO4 (45%)
(NH4)2SO4 (51%)
SiO2・XH2O (2%)
メチルシリコンオイル (2%)
消火原理 燃焼連鎖反応抑制 酸素希釈・燃焼連鎖反応抑制
設計消火剤量[kg/㎥] 0.84 0.36
容器充填圧力[Mpa] 4.2 1.5
貯蔵状態 液体(N2加圧) 固体(N2加圧)
設置対象 電気盤・BOX
開放空間 不可
消火剤放出後の二次災害
電気伝導率
オゾン破壊係数(ODP) 0 0
地球温暖化指数(GWP) 1 0
毒性

風車への設置例