HOME製品ウォーターミスト消火システム:消火原理

消火原理

1グラムの水を+1℃熱するには1カロリーのエネルギーが消費されます。さらに水蒸気になるまで熱するには、540倍のエネルギーが必要となります。蒸発の過程で大量の熱を消費することでエンジンルーム内の煙やガスと高湿物を効果的に冷却します。ウォーターミストの中には3%に希釈した水成膜の泡消火薬剤も含まれているので、エンジントレイに溜まり易い引火性の高い油性物を覆い込むことで再着火を阻止します。消火システムが放出する100バールのウォーターミストが、燃焼の三要素«熱・酸素・燃料»に同時に作用することで、急速に熱を吸収し、酸素含有量を下げて窒息させ、火元への燃料の供給を防ぎ瞬時に消火します。消火剤は水+水成膜泡消火剤、水+水成膜泡消火剤+不凍液(寒冷地仕様)、Novec1230を使用します。

ウォーターミストの粒子の大きさ

同じ量の水でも、粒子を小さくすることで表面積の合計が増えます。
熱を吸収する面積が増えるため、火災の熱をより効率的に吸収することが可能です。

すばらしい冷却効果

燃焼ガス温度変化

右のグラフは模擬エンジンルームでの消火実験における燃焼ガスの湿度変化を示します。火災は20秒で延焼し、温度は870℃に達しました。この時点でウォーターミスト消火システムが作動した結果、約10秒で136℃にまで下がりました。この急速な鎮火に加えて、再発火リスクが最小化されたことにより、修理費や修理所要時間の大幅な削減を可能とします。

2.5m³の模擬エンジンルームにおける消火実験