消火システム一覧
イレイスチューブ(センサーチューブ)

外径6mmと内径4mmのセンサーチューブ

従来の熱可塑性チューブと比べて3つの問題を解決しました。

  • 検知温度100℃以下。
  • 消火剤や加圧推進剤の窒素ガスを透過減量しないバリア性。
  • 耐薬品性、耐金属塩類性に優れ、ソルベントクラック(溶剤亀裂)を防止。

この3つの問題を解決することによって、リチウムイオン2次電池や高発熱の液体燃料、そして配電盤等の電気火災を初期の段階で安全に検知できます。ファイアイレイスシステムと併せてご採用ください。

技術データ

リチウムイオン2次電池の電解液や液体燃料等の高発熱を伴う物質には、火災の早期検知と早期消火が求められます。従来のポリアミドチューブの作動温度約160℃(1.8Mpa加圧時・無炎)やフッ素系チューブに比べて、約92℃(1.8Mpa加圧時・無炎)と早期に火災を検知します。

ガスバリア性と作動温度の問題を解決した5層でできたイレイスチューブ

火災の検知と消火剤放出を速くするためにPE系樹脂を使用していますが、消火剤やN2ガスが警戒時に透過し減量しないよう、バリア性に特化した樹脂層を設けました。チューブの作動温度は107℃~115℃(無炎)、リチウムイオン電池の異常発熱現象が120℃に達する前に火災を検知して、消火剤を素早く放出します。

代表的な設置例

リチウムイオン電池に設置した6×4mmのセンサーチューブ

オイルトレイ

印刷機

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特殊装置課 
担当:玉井