誤作動による水損を防ぐ
消火活動に力を発揮するスプリンクラー。ですが、火災時以外に誤作動による放水が起こらないとは限りません。実際に地震等の災害やなんらかの不可抗力によりスプリンクラーヘッドが破損して放水が起こり、水損の被害が発生しています。 共同住宅用のスプリンクラーの水源水量は4トン以上にもなります。マンションの場合は階下まで浸水することになり、その被害は計り知れません。
予作動式(湿式)共同住宅スプリンクラーシステムはスプリンクラーヘッドと火災感知器の2段階作動になります(ダブルインターロック方式)。スプリンクラーヘッドや二次側配管が破損しても火災感知器が作動しなければ予作動式(湿式)流水検知装置は閉止しているため、破損した部位から二次側配管内の水が漏水しますが誤放水はせず、水損を最小限に食い止められます。居住者の皆様に安心して暮らして頂くためにも、水損防止に対して最も安心なシステムです。
システム構成機器
①耐外力向上スプリンクラーヘッド【N-KQS】
新構造による高い剛性、確実な動作性能と信頼性、美しいデザインと高感度の両立を実現した共同住宅に最適な耐外力向上ヘッドです。
②フラッシュ型スプリンクラーヘッド【NI-SP-FR-FS】-KQS】
リング全周保持方式を採用したスプリンクラーヘッドです。
③共同住宅用予作動式(湿式)流水検査装置【NI-PV-40-10K】
一般用途用予作動式(湿式)流水検査装置【I-PV-100】
スプリンクラーヘッドや二次側配管が破損しても火災感知器が作動しなければ予作動式(湿式)流水装置は閉止しているため、破損した部位から二次側配管内の水が漏水しますが上記スプリンクラーヘッド(NI-SP-FR-FS)と併用して設置すれば誤放水はせず、水損を最小限に食い止められます。
予作動式(湿式)システムへの改修提案
既存の建物で、地震時や経年劣化による配管の腐食、スプリンクラーヘッドの破損による突然の放水事故が多発しています。水損事故が発生すると多大な被害が想定できる劇場、スタジオ、コンピュータールーム、電子機器倉庫、美術館、文化財、又水を嫌う病院のカルテ室など建物の一部のみの設置も可能です。
従来、このシステムに変わる設備として、予作動式(乾式)が設置されていましたが、2次側配管が乾式のため、耐熱性の問題や放水遅れ、急激な充水による水激作用、設置コストの問題がありました。これらの問題を全て解決するシステムが予作動式(湿式)システムです。
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営業2部
担当:小林