落とす避雷針から落とさない避雷針へ。270年ぶりの進化!
従来の避雷針は名前とは裏腹に、雷を避けるのではなく呼び込む設備です。無差別に落ちるよりは、準備を整えた特定の場所に呼び込んだほうが、まだ被害が抑えられるだろうという考えから生まれました。
発明されたのは270年ほど前、まだ電気設備への依存度が低い時代です。
しかし、現代はスマートグリッドの時代。雷が落ちた時点で被害は甚大です。本来の意味での避雷、つまり落雷を未然に防げる避雷針が必要だという需要から、PDCEは開発されました。
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従来の避雷針では防ぎきれない落雷の被害
避雷針に落ちた雷はアースを通って地中へと流されますが、その膨大な電力の一部は建物内の鉄筋鉄骨や建物内のあらゆるケーブルへも誘導電流として伝わります。その結果、照明やエレベーター、情報設備等のあらゆる電気機器に異常をきたします。
また、落雷のあった建物だけでなく、近隣の建物へも同様の被害をもたらす可能性があります。
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落雷はしないほうがいい!従来の避雷針とPDCEの違い
従来の避雷針
●形状:先端を尖らせることで”お迎え放電”しやすくなり、雷を呼び込む。
●放電を行う:雷を呼び込むための放電を行う。この放電と雷雲付近の雷が繋がったときに落雷が発生する。
●雷と逆の電荷を持たせる:引き寄せあうのでターゲットになる。
PDCE
●形状:丸くすることで雷が落ちにくくなる。
●放電を行わない:雷を呼び込むための放電を行わない。
●雷と同じ電荷を持たせる:反発するので落雷のターゲットになりにくい。
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PDCEの特長
●電地面に誘起された電荷を用いるため電源不要
●保守は手間なし低コスト
●建築基準法に準拠しており既存の避雷針の置き換えも可能
●日本で約3,300台以上の豊富な設置実績
設置事例
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牛久大仏
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地球深部探査船ちきゅう
ラインナップ
設置対象の規模に合わせてお選びいただけるよう、豊富なラインナップをご用意しております。ご相談に応じて、最適な製品をご提案いたします。
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製品の原理等より詳しい情報については製造メーカー公式ホームページにてご確認いただけます
関連資料・コンテンツ
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特殊装置部
担当:甲賀