突然の火災から守るために 人命保護を第一に考えた泡消火システム 。
近年、放火による突然瞬く間に炎が燃え広がる火災が発生しています。この様な状況下においては避難することはもちろん、まして消火器等で火を消すことなど非常に困難であることは新聞等の報道で既にご存知の通りです。NAP-Fはこの様な突然の火災に対して優れた効果を発揮し、尊い人命を火災から守る目的で開発された製品で次のような特長を備えています。
簡単操作
手動操作装置のバルブを開くだけで作動します。
確実作動
消火剤放出に電源が不要な為、停電・断線の心配がありません。
確実消火
航空機火災用にも使用されている消火剤です。
省スペース
本体は標準的なロッカーの約半分のスペースで設置できます。(※1)
楽々設置
簡単な配管工事だけで設置できます。
お手軽価格
小型乗用車1台分とほぼ同様の費用で設置できます。(※1)
※1 NAP-F 80の場合
システム構成機器
消火剤容器収納ユニット、手動操作装置、制御装置、消火剤放出ヘッド及び放水管で構成されています。
操作要領
壁面などに設置された手動操作装置を開くことにより、天井面に設置された消火剤放出ヘッドから消火剤が放出されます。(放出時間は25~35秒)
※液体燃料の火災は点火後、急速に拡大します。より早い消火剤放出が必要なことから有人の場所での設置は手動式をお勧めします。
使用機器
- 消火剤貯蔵容器には第2種圧力容器検定合格品を使用
- 制御装置・消火剤放出ヘッド・手動操作装置等は消防設備基準適合品を使用
- バルブ・送水管類についてはJIS規格消防設備適合品を使用
消火剤について
- 消火剤の成分は界面活性剤(食器洗浄剤と同等の性質)を使用
- 消火剤は航空機火災などの消火剤としても多く使用され、ガソリンなどの火災には特に有効とされています。
NAP-Fシステムは、消火剤量80Lタイプと150Lタイプの2種類があります。設置状況に合わせて適合する機種を選定の上ご使用ください。
NAP-F80(80L)
床面積20㎡(12畳)以下程度のエリアに対し設置することが出来ます。放出ヘッド最大設置個数は4個以下としてください。
NAP-F150(150L)
床面積40㎡(24畳)以下程度のエリアに対し設置することが出来ます。放出ヘッド最大設置個数は8個以下としてください。
注:機種選定はヘッド個数を優先してください。対象用途の都合で消火剤量が不足する場合は、装置を増設することで対応が出来ます。
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特殊装置課
担当:玉井